カメラの防水について
ここ四年ほど、登山にはオリンパスの防水コンデジを持って行っていたのだが、カメラの性能に不満を覚える事が多くなってきたので最近では高級コンパクトデジカメを持ち出している。
以前使っていたμ Tough 6010と、最近使っているGR DIGITAL4。
GR DIGITAL4は、GRが発表される直前に某オークションで三万円弱で購入した。
カメラを変えただけで良い写真が取れるわけではないが、やはり色々と使いやすくて今のところ重宝している。
個人的にありがたいのは、F1.9と明るいレンズを使える事だ。今でこそF2.0のレンズが付いた防水コンデジもあるが、μ Tough 6010のF値は3.5。沢登りだと曇りの日やゴルジュの中ではシャッタースピードが遅くなり、手ブレ写真を量産していた。
問題は防水対策。雨の日はカメラあんまり出さない事もあり、登山道を歩く分には防水のありがたみを実感したことはあまり無いのだが、沢登り（特に泳ぐような場合)はビニール袋に入れたぐらいでは不安だ。
で、対策として以下のようなものを買ってみた。
カメラの防水といえばハウジングだが、この商品はサイズさえ合えばどんなカメラでも使えるのが売りかな。
作りに関してはまあ簡単に言えば丈夫なビニールケースのようなものなので、尖ったものが当たったりすると破れる可能性がある。藪漕ぎのような場合は注意が必要かもしれない。あと、耐衝撃性がアップするわけではないので乱暴に扱わないように。
20日ほど沢登りで使用した感じとしては…
・防水機能は問題なし。激流のゴルジュなら別かも知れないが、淵や瀞を泳ぐくらいなら十分使える。
・レンズの繰り出し部分が映り込みやすい。というか、内部に詰め物とかしてカメラをきっちり固定しない限りほぼ100%ケラレる。
・ボタンを押すような操作はできるが、ダイヤル操作は厳しい。ケースに入れてからの詳細な設定は諦めたほうが良い（そこまで求めるのが間違い）
こんなところ。
水に浸かりながらもカメラをあれこれいじりたい人にはおすすめできないが、値段の割に結構使えるかなという印象。手元の防水デジカメに不満がある人は検討しても良いかも。
なんて事を書いていたらニコンから防水のミラーレスが出るようで。
各社この流れに追随して出してくるのだろうか。ギアは色々と悩ましい・・・。
