2013-14 年末年始パタゴニア旅行(ロス・グラシアレス国立公園での氷河クルーズ)

カラファテに着いた翌日は、ロス・グラシアレス国立公園でのクルーズへ。

朝7時半にホテルまでバスで迎えに来てもらって、ツアーに出発。カラファテの街から1時間弱でクルーズの起点となるプンタ・バンデーラへ到着する。カラファテは晴れていたがこちらは雨。国立公園の入園窓口が混んでいたこともあり、かなり寒い思いをした。入園料はひとり130ペソなり。ちなみに米ドルでの支払いも可能。この場合は21$。

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入園料を支払ったらクルーズ船に乗る。ここからは南部パタゴニア地方を代表する、3つの大きな氷河を順番に見学していく。船は2階建ての双胴船であまり揺れも気にならない。中にはバーカウンターも併設されていて快適。

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港を出てから40分ほどで、最初の氷河(ウプサラ氷河)へ到着だ。こちらは先端部の幅7キロ、長さ60kmと、南米で最大の規模を誇る。

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が、雨の中遠くから観察したのでよく大きさがわからなかった・・・残念。

それでも、生まれて初めて見る氷河は強烈だった。

ウプサラ氷河の次は、国立公園内では最大の高さを誇るスペガツィーニ氷河へ。

途中、後退中の氷河を目にする。パタゴニアは比較的氷河の後退が少ないらしいが、この地球温暖化には逆らえないのだろう。

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 船は氷河末端からかなり離れたところから観察しているため距離感がつかめないのだが、末端の平均高さは50~60m、高いところでは100mを超えるらしい。

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目の前に広がる氷の壁だけでも凄まじい光景だが、上を向けば氷河の本体が目に飛び込んでくる。

山から氷の塊が奔流のように流れだしてきている。氷河は本当に河なんだ・・・。

圧倒的な光景を前にしてカメラを構えたが、それすら勿体ない気がしてひたすら目に焼き付けた。

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ベタだけど氷河の氷でオンザロック。お世辞にも上等なウィスキーとは思えないが、まわりの光景のおかげで味は当社比5割増し。一杯飲んだだけで酔っ払ってしまった。

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このあと船はペリト・モレノ氷河へ。ここは1週間後に再訪予定。一番メジャーな氷河ということも有り、対岸には観察用の遊歩道も付いている。

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ペリト・モレノ氷河で見つけた氷河のアーチ。1週間後には崩落していた。

この日はカラファテの街で夕食。軽い気持ちでステーキを頼んだら400gくらいのが出てきて閉口した。