大行沢で沢はじめ

仙台に引っ越してから3か月弱が経過。落ち着いてきたので近場」を開拓すべく、近くの沢に出かけてきた。

沢はじめのつもりが、なんちゃって雪渓処理も楽しめたりなかなか充実した一日だった。

<5月24日>
7:45登山口→8:30入渓→10:15樋の沢避難小屋→11:40登山道→13:00大東岳→14:40登山口
自宅から登山口までは車で50分弱。大行沢は天国のナメとして名高いらしいが若干有り難みが薄れる。
この日はよく晴れて暑いくらいだが、水温が非常に低くすぐに足の感覚がなくなる。気の迷いで体を水に沈めてみたのだが、余りの寒さにそのまま沈み込んでいきそうだったのでゴルジュ帯は諦めて登山道を進むことにする。

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登山道を30分ほど進んでゴルジュをパスし、適当な沢から大行沢へ降り立つ。沢床はヌメリが多く滑りやすい。

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今回はおろしたての沢靴(ウォーターテニー)で来たので少し気を使いながら遡行する。
30分ほど遡行するとナメが連続する。すぐ脇までブナの原生林が迫ってくるナイスな渓相だ。シーズンが早いこともあってか魚影も比較的濃く、竿を置いてきたことを後悔する。

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特に気を使うようなポイントもないまま避難小屋に到着。
小屋のすぐ上で雪渓登場。とりあえず巻きでパス。暫く行くとデカイ奴が出てきたので上を歩く。
ソロなので気をつかうが、両岸ともにすぐ乗り移れるのでプレッシャーは少ない。
標高900m以上では完全に沢が雪に埋まっているので適当な支沢から登山道にエスケープ。

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沢は足の感覚がなくなるような水温だったが稜線は初夏の装い。大汗をかきながら下山し、秋保大滝を眺めてから帰宅した。

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<感想>
・ウォーターテニーの使用感はまずまず。ステルスC4のソールはアクアステルスと遜色ないレベルかな。

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ミッドソールが薄めなので足裏感覚は良いけど、クッション性が悪いかも。
個人的な懸案事項はアッパーの耐久性。メッシュで出来ているので藪こぎで破れないかチョット心配。ハードに使う人だと1シーズンでダメにするかもしれない。

・もうすこし暖かくなってからデート登山でキャッキャウフフするのが丁度いいんだろうなと言う感じ。とりあえずシーズンインの一本&周囲の概念をつかむには良い登山だったいうことで総括しておこう。