2021/8/8-11 朝日連峰 荒川中俣沢①

〇はじめに

今年のお盆は朝日の難渓を狙っていたが、3つの台風が発生して日本に接近するというここ数年でもなかなか見たことの無い悪条件。ダメ元で突っ込んでも良かったが、諸条件を考えて転進する事とした。

晴れそうなところを探して各所の予報を確認したが、どこに逃げても条件が良いとは言えない状況。そんな中でも朝日は比較的マシ、という事で個人的な宿題だった荒川の中俣沢を転進先に選び、当初の予定から1日遅れで朝日に向かったのだった。

結果的には色々あってお腹いっぱい、というか3泊4日の沢を満喫できた…!

〇メンバー

hatch、YMZK、KMC

 

<8月8日>曇り時々晴れ

7:20駐車場→9:20大玉沢出合→11:10大帯沢出合→12:10毛無沢出合→12:40曲滝→14:45綾滝→17:20高巻き途中BP

朝起きて天気予報をチェックすると再び天気が怪しくなっている…。が、ここ最近はまとまった雨が降っていないこともあり、許容範囲だろうという事で予定通り入渓点へ車を走らせる。

どうも今年はアブが多いらしいと各地の情報を聞いて覚悟していたが、意外と少ないというか例年並み。適当にあしらいながら大玉沢出合まで登山道を行く。一本吊り橋は4年前に来た時より心もとなくなっている気がする…

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しばらくは癒し系の河原を歩く。荒川は河原が多いこともあるが、途中の滝やゴルジュもヘツリで処理できるものが多く泳ぐ場面は少ない。以前も泳いだ瀞に来たが水量は少なく、すんなり通過できた。

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毛無沢出合で1本取る。いずれ登りたい沢の一つだ。

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昼頃に曲滝に到着。ここは前来た時にリードしているのでメンバーに譲る。左壁から簡単に巻けそうに見えるが結構ヌメってピンも少なく、意外と面食らう所だ。曲り滝上の河原が幕営適地だが、まだ時間もあるので先に進む事とする。

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暫く進むと綾滝。ここは以前と同じく右壁から滝の中段に取り付き、滝裏に回り込んでシャワーを浴びながら左の灌木まで上がった。

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しばらく進むとゴルジュになり、先には直登は厳しそうなトイ状三段10mが行く手を阻む。ここは以前に右から巻いてハマったポイントなので今回は定石通り左から巻くことにし、さらに途中で泊まる可能性も視野に入れて水を汲んだ。草付きと灌木帯のコンタクトラインを高巻きながら、念のためロープを2P出すとまあまあ良さそうなテラスを発見。すぐ先の小さなルンゼから懸垂無しで降りられることも確認できた。

時間的にも潮時なので今日はここで終了。枯れ枝を集めると小さな焚火も楽しめ、なかなか快適な夜を過ごせた。

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